この記事の概要
精神集中は心と肉体の弛緩方法を通して学び、訓練できます。実は瞑想と集中は、極端な違いがあります。瞑想は、体を弛緩し、何か特定なものを選び瞑想します。物や考えを心に描き何回も繰り返し、あらゆる角度から眺め考えめぐらすのです。
1. 精神集中には肉体の弛緩が伴う
強い集中の後に弛緩することは大変価値があることです。精神集中を実施することは非常に困難な課題です。精神集中とは何か特別な考えに固定することだと思っていますが、これは精神集中への準備段階です。
本当の精神集中とは、肉体が弛緩していなければなりません。
心は湖面が鏡のように平静で穏やかな状態です。身に付ける服装も緩めた状態であり、楽な姿勢でいられるようにしておきます。
瞑想を集中と思っている人が多くいますが、実は瞑想と集中は、夏と冬ほどの極端な違いがあります。
瞑想は、体を弛緩し、何か特定なものを選び瞑想します。物や考えを心に描き何回も何回も繰り返し、あらゆる角度から眺め考えめぐらすのです。
精神集中は、一つのものだけに考えを固定させて、他の考えは一切入れないのです。このひとつのものだけに考えを固定させ、集中させることは、多くの訓練を重ねないとできないのです。
完全な精神集中能力により、外界の影響によって、考えや想像力を乱されることが無くなります。
宇宙の力が、私たちに働くようにするためには、いくつかの肉体の中心点を目覚めさせる必要があります。
2. 精神集中の中心点
この中心点は、願いを叶えるため、何かを得ようとするときに集中することによって、目覚めさせることができます。
精神集中訓練を続けていくうちに、肉体内にある新しい感覚が分かるようになります。
それは体の中に今までなかった新しい感覚です。精神集中の能力が発達するにつれて、周りの状況に影響を及ぼすことができるようになっているのが、分かるようになります。
3. 精神集中の方法
第一の方法
- 部屋はできるだけ暗くする
- 締め付けている衣類を全部脱ぐ
- 小さなもの、ペン、消しゴムなどを目の前に持ってきて凝視する
- 他のものは見ないようにする
- 2分から3分凝視する
- その後、見ていたものを横に置いて、目を閉じる
- 体全体、すべての筋肉を弛緩させる
- 目と目の間、脳下垂体のところに、今まで見つめていたものの心像を描く
- 目と目の間、すなわち第三の眼のところで描いたものをできるだけ維持させる
第二の方法
- 黒い布を壁に吊るす
- 真ん中に白い紙から切り取った十字またはそれに類するものを貼る
- 3メートル離れたところに座るか腰かける
- 切り抜いた白い紙の十字のようなものを見つめる
- 数分凝視する
- その白い紙を心の力で右へ回す
- 次に右から左へ回す
第三の方法
- ローソクを一本、火を灯して机の上に置く
- その前に座るか腰かけて炎を凝視する
- 炎に集中して心の力で上下左右に動かす
慣れてくると自分の思い通りに炎が動くので驚くと思います
これらの訓練によって、体の中を弛緩させることが重要になります。完全に弛緩する方法を知っていれば、いかなる緊張からも解放されることでしょう。
想像力を駆使して宇宙に命令しても実現しないのは、弛緩がされていないからです。このことを知っている人は殆どいません。
実現させるために命令だけしていて弛緩していなければ何も実現しないのです。
そのために、いかに弛緩できるかが一番重要な課題になるのです。筋肉の弛緩だけでは不十分なのです。筋肉の弛緩と心の弛緩が必要です。弛緩し易くするには、太陽神経叢の制御能力が重要です。
4. 弛緩方法
- 完全精神集中ができた後、
- 太陽神経叢(心臓の下部、横隔膜のあたり)を十分に膨らませる
- 呼吸の力ではなく、筋肉の力によって膨らませる
- これを2から3回実施する
- その後、深呼吸を3回する
- 吐くときは、胸の空気を全部出し切る
これを行うことによって、心と体を弛緩させることができます。この訓練を行えば、集中力も今まで以上に行うことができるようになります。
まとめ
本当に精神集中していると、肉体が弛緩している
精神集中訓練を続けていくうちに、肉体内にある新しい感覚が分かる
弛緩していなければ何事も実現できない
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